児童いじめと向き合う
精神に何らかの疾患を抱える人には、幼いころにいじめにあった経験がある場合が多いようです。
児童のいじめには、殴る蹴る等の「身体的いじめ」、大人の性的な対象にする「性的いじめ」、身の回りの世話を放棄す「ネグレクト」、言葉の暴力などの「心理的いじめ」の4つに分けることが出来ます。
どれをとっても、子供の成長にいい影響は出ません。
どこからがいじめか、という点で判断が難しいなどと言われていますが、子供が実際に傷つくようなことをした時点でそれは立派ないじめです。
そこにはやはり、親の身勝手な要求や気分が確実に存在します。
子供が悪いことをしたときに叱るのは当たり前だとしても、そのことに対してきちんとした事を教える前に、自らの感情が先走ってしまっているのです。
これは、自分自身でも、子供も、周りも気づかない間に起こっている場合も多いですね。
子供を素直に愛せない、と言ったような特別な場合はその状態に応じた処置が必要になると思いますが、自分の子供だからこそいじめしてしまう、という場合も多いです。
これが一番多い問題ではないでしょうか。
過保護に育て、子供自身の気持ちや意思を無視して溺愛することも、いじめと言えるのです。
親の希望の進学や習い事など、させている親御さんは多いのではないでしょうか。
それにお子さんは本当に納得していますか?
本当のことを言えずに、我慢して人生を進んでいませんか?
気づかないうちに虐待してしまっているということは、思いのほか多いのです。
家庭環境の影響力
家庭環境が、どれだけ子供に影響を与えるのかその実態は数値に表してもみたいと思うほど大きなものだと思います。
現在、テレビのニュース等で騒がれている凶悪事件のどれひとつとっても、家庭環境に何ならかの原因があったはずではないかと考えられると思います。
この件は、専門科も研究を進めているかとは思いますが、
世間の皆さまの中には、はまだまだよくお分かりでない部分が多いと思います。
犯罪を犯した人間自身は悪くない、というのは言い過ぎですが、その可能性がある場合もあります。
●●で快楽を求める人間も確かにいますし、自分の根からの趣味であったり、相手をもうどうすることも出来ないほど憎んでいる場合もあります。
実際、●●未遂事件で涙を流す動機というものも、私は見ました。
しかし、加害者が「順調で誰もがうらやむ様なエリートコースを歩んできた」という報道を何度か聞いたことがある方も多いと思います。
そういう場合、育った家庭の実態を調べてみると、何か関連性が見つかるのではないかと思うのです。
幼いころの家庭の中での出来事は、その人間の基盤をつくるものですから、そこの何かしらがおかしければ、当然大人になってから支障が出てくるものです。
「あの人はわがままだ」「自己中だ」というように思う知人が、日常にいることとなんら変わりはありません。
その育った過程の欠けていた部分や、正常でなかった部分が、どういう形で表に出るかということの違いです。
短気ですぐに文句を言うか、人を殺してしまうか、その違いは紙一重で、それは本来持っている人間性かもしれません。
家庭環境は、現在変わりつつあります。
昭和初期時代、現代のようにこんなに凶悪事件は報道されていません。
その原因にはやはり、過程不和があると思います。
この変わり行く社会の、一番簡単な縮図は"家庭"ではないでしょうか。
ストレス環境からの不登校児童増加
不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、
登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による生徒を除いたもの」とされています。
不登校の数は、いじめの増加に伴って増えていますが、不登校だけが原因ではありません。
不登校は病気であるという考えがあり、現在の不登校の定義は身体的・精神的病気によるものを除外して考えることが前提であり、
治療の対象ではないとされます。
しかし、病識のない精神疾患の可能性を考えれば、精神医学的アプローチを初めから否定するのは適切ではないという場合もあると思います。
さらに学校に行ける生徒でもでも、登校の際に心身症的症状としての腹痛や頭痛、吐き気などが現れたり、登校しても保健室や学校が用意した特別教室までで、自分のクラスまでは行けないなどの状態もあります。
(「保健室登校」などと呼ばれる)
そのような学校に対する不適応の現象も総称して、不登校とすることもあります。
不登校の生徒の中には、精神的に屈折しているか、何か問題を抱えている場合が多いと思います。
いじめであっても、家庭内の問題でも、学校の制度や教育方針などによっても、ストレス環境に置かされている場合が多いです。
学校へ行くことはもちろん大事ではありますが、学校側としては、登校を急かすのではなく、各家庭や教師などによる生徒の心のケアーに心がけなくてはなりません。
そうする必要のある生徒には、責任を持って向き合うことが必要とされているのではないでしょうか。
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